御殿雛 [歴史雑話]

岡崎市美術博物館の展示です。

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最近はこの季節になると各地の資料館や博物館で雛人形の展示が始まります。

御殿雛は戦後の一時期流行した雛飾りです。
寝殿造りみたいな御殿の中にお雛様とお内裏様が入っています。

名古屋らしく御殿の屋根には金鯱が載っています。

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なかなか豪華なものです。

御殿の中に入るためか人形は小さめです。
最近の雛人形は巨大化していて、そのために御殿雛が廃ったのかも知れません。

雛人形も京風と武家風があり、それぞれお内裏様とお雛様の並びが違います。
関東は主に武家風(関東雛)、関西は京風(公家風)のようです。
名古屋はどちらかといえば、京風でしょうか。

三人官女も一人は既婚者、あとの二人は独身など、それぞれ意味があり、調べていくとなかなか面白いです。

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