シンポジウム「発掘が語る松本の中世-武士の城・館と人びとの信仰-」 [お城情報]

3月の年度末ですが、お城のイベントは続きます。

殿村遺跡と虚空蔵山城跡は以前から発掘調査が行なわれ、講演会などいろいろなイベントを行なってきました。
今回はその集大成なのかな。


シンポジウム「発掘が語る松本の中世-武士の城・館と人びとの信仰-」
日 時 2014年3月16日(日)10:00~
場 所 あがたの森文化会館(長野県松本市県1-1-1)
定 員 300名
参加費 無料
内 容
(1)趣旨説明(笹本正治氏、信州大学副学長・地域戦略センター長)
(2)記念講演「日本の中の中世の松本-城館と寺院は語る-」
  講師 中井 均氏(滋賀県立大学教授)
(3)報告
  1 「殿村遺跡と虚空蔵山城跡の発掘-虚空蔵山麓の歴史的景観をさぐる」(竹原 学氏・松本市教育委員会)
  2 「井川城跡の発掘-見えてきた?小笠原氏の居館」(熊谷博志氏・松本市教育委員会)
  3 「信州の「山の寺」と聖地」(遠藤公洋氏・長野県教育委員会)
  4 「信州の中世城館と聖地・寺院」(河西克造氏・長野県埋蔵文化財センター)
 (4)シンポジウム「発掘が語る松本の中世」
  コーディネート 笹本正治氏
  パネリスト 河西克造氏、遠藤公洋氏、熊谷博志氏、竹原 学氏
  コメンテーター 中井 均氏
問合せ
松本市教育委員会文化財課
℡0263-85-7064

本証寺の発掘調査 [発掘調査現説]

本証寺の発掘調査現地説明会がありました。

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本証寺は愛知県安城市にある浄土真宗のお寺です。
三河一向一揆のときには一揆の拠点となりました。
お城のような堀と石垣、櫓をもつ寺院で城郭伽藍として有名です。

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発掘されたのは外堀です。
幅3メートル、深さ2メートルでした。

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断面図です。
薬研堀でした。

堀の中から16世紀の内耳鍋が見つかり、戦国期の遺構であることが確認されました。

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発掘調査の位置図です。

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丁度角の部分が調査区です。
今回の調査でほぼ外堀の位置が確認できました。

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現在も残る外堀の一部です。
こちらは水堀でした。

本証寺は国指定史跡を目指しています。

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