名古屋城本丸御殿の復元工事の近況26年9月中旬 [名古屋城本丸御殿]

名古屋城本丸御殿の復元工事の近況です。

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上台所の礎石が据えられていました。
いよいよかな。

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孔雀の間に太い梁が載っていました。

まだ、1本だけでしたが、今後順番に載せられるのでしょう。

今月末には屋根の形が見えてくるでしょうか。

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置いてあった木材です。
本丸御殿では釘を使わずに組み立てるために、このような細かいホゾが切ってあります。

熟練した宮大工の技ですね。

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現在、復元中の二期工事の図です。

対面所、下御膳所、梅の間、孔雀の間です。

今後の工事の予定です。

10月~12月
下御膳所、対面所の造作工事、壁左官工事、屋根杮工事を行います。
梅之間、上御膳所の一部屋根杮工事を行います。

1月~3月
下御膳所、対面所の造作工事、壁左官工事、屋根杮工事を行います。
梅之間、上御膳所の壁左官工事を行います。

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しばらく修理中だった本丸の西南隅櫓の覆いがとれて姿を現しました。
姫路城ほどではないけど、白壁が白くまぶしい。

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工事期間は10月末までです。

終了したら内部の公開はあるのかな。

安城ゆかりの大名 加藤嘉明 [歴史雑話]

安城市歴史博物館で「安城ゆかりの大名 加藤嘉明」展を開催しています。

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加藤嘉明は賤ケ嶽7本槍の一人として有名です。

嘉明は寛政重修諸家譜によると三河国長良(愛知県西尾市)で永禄6年に生まれたとされています。

嘉明は淡路国志知城で1万5千石を領したあと、伊予松前6万石を与えられ、関ヶ原合戦では東軍について伊予松山城主となりました。
20万石です。
大坂の陣以降は会津若松40万石に転封になりました。
息子の明成のときに家臣の謀反により会津を取り上げられます。
1万石に減封されました。

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ゆるきゃら?

水口の系譜(加藤家系図)によると嘉明の父の正嘉は長良に住んだあとに岩根城(安城市)に隠居したと書かれています。また、先祖は吉良氏に仕えていました。

別の系図(三明院様御一代御系譜写)では祖父の朝明は松平清康(家康の祖父)に仕え、父の教明は家康に仕えていたけど、永禄5年の一向一揆のとき武者修行のため三河を出たとあります。

このように岩根城(安城市)に父がいたことから、安城生まれの説が出てきました。

今までは加藤嘉明は西尾市出身の戦国武将でしたが、安城出身になってしまうかもしれません。

安城市は童話作家の半田氏生まれの新美南吉が安城市内で教師をやっていたために安城ゆかりの作家として大々的に売り出して、半田よりも安城市が新美南吉では有名になって一時は半田市と安城市でバトルになりかけました。
果たして行方はいかに。

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加藤の旗印がはためいていました。

中井均氏・加藤理文氏講演会 [お城情報]

お城の研究家として有名な中井均氏と加藤理文氏の講演会があります。

有名なお二人の講演を同時に聞ける機会なんてメッタにありません。
お近くの方もそうでない方も参加しては如何でしょうか。


講演会
日 時 2014年9月23日(火)13:00~
内 容 「天下統一の時代と美濃金山城 その構造と魅力」 中井均氏(滋賀県立大学)
     「瓦と石垣 美濃金山城は当時最先端の城だった」 加藤理文氏(織豊期城郭研究会)
場 所 可児市文化創造センター(岐阜県可児市下恵土3433-139) 
参加費 無料 
定 員 300名(要申込)
問合せ
可児市教育文化財課
℡0574-62-1111


可児市で開催されている金山城関係の企画展がらみの講演のようですね。
こちらの企画展も面白そうですね。

企画展「美濃金山城から天下統一を探る」
2014年7月17日(木)~10月13日(月)
可児郷土歴史館
〒509-0224 岐阜県可児市久々利1644-1
℡0574-64-0211


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