明智城＠岐阜県可児市

明智城は岐阜県可児市にあった中世城郭です。



明智光秀の誕生地の一つとも言われています。

明智氏発祥の地の旗が建てられています。

麓には駐車場が完備されています。
観光に熱心です。



説明版です。
かなり傷んでいます。



明智城付近の図のアップです。

３つくらい曲輪が並んでいます。



少し離れたところに建てられていた別の図です。
ハイキングコースになっています。
先の図面とずいぶんとイメージが違いますね。

こちらのほうが地形には合っています。



尾根の先端部です。
厳密に言えばここは城跡ではありません。



駐車場から山に登る谷には冠木門が建てられています。
もちろん模擬門です。



二の丸跡です。
平坦な地形ですが、とくに遺構はありません。
柵は模擬的に作られてたものです。



本丸跡です。
ここも同様に平坦な地形だけです。
堀も土塁もありません。



石碑です。
長山城ともいわれました。



別の明智城の石碑です。
大きな石碑です。



明智城の説明です。
昭和５９年に建てられたものです。
随分と錆びてきています。



本丸跡です。
奥に石碑が見えますが、ただの平坦な地形で、城に伴う堀や土塁、石垣はありません。

石碑ばかり目立ちますが、肝心の城の遺構はないのです。

実は、この明智城は城跡ではないという説もあります。
明智光秀に無理やり結び付けたという話もあります。
遺構から見るとさもありなんとも思えます。



公園整備によりこのような柵も建てられていますが、なんとも怪しいです。

麓には明智光秀ゆかりの寺院もありますが、その紹介は次回に。

浅井西城＠愛知県西尾市

浅井西城は愛知県西尾市西浅井町にあった中世城郭です。



説明には土豪屋敷となっています。



土塁です。
高さは５メートルほどあります。
隅に神社が建てられています。
櫓台と思われます。



土塁です。
周囲を土塁と堀で囲まれていました。
現在も土塁はほぼ残っています。

もともとは地頭である黒柳氏が住んでいましたが、松平康孝（家康の祖父松平清康の弟）が来たために城を出てすぐ前に住んだと言われます。
城としては珍しく円形で、丸屋敷と言われていました。



北側の虎口です。

平地居館としては、よく残されているので、今後も大切に保存して欲しいものです。