岐阜城織田信長館の発掘調査 [発掘調査現説]

岐阜城織田信長館の発掘調査現地説明会がありましたので、行ってきました。

岐阜城のゲンセツは久しぶりの参加です。

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岐阜城です。
金華山に築かれていました。
織田信長館はその山麓にありました。

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信長館の奥の庭園にかかる発掘です。
昨年の発掘で橋の遺構かと思われるものが出ましたが、今年はその反対側でも出ています。

石垣は焼けた跡が出ました。
関ケ原合戦の時の落城時の火災と思われます。

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石垣の上に平坦地が見つかりました。
ここの部分に橋脚があったと推定されています。

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石垣の写真ではわかりにくいので、想像のイラスト図です。
中央にある橋の遺構が今回見つかったものです。

庭園の谷を結ぶものです。

左の庭園からは滝が見つかっています。

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岐阜市の教育委員会はこの橋を京都東福寺の通天橋のようなものを想定しています。
または、同じく東福寺の堰月橋のような橋を考えています。
庭園に関するもので、ただの橋ではなく、屋根のついた橋です。

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石垣はさらに続いていましたが、今は崩れています。

裏込め石があることで石垣の存在がわかります。

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その奥にある滝です。
こちらは近代の岐阜公園整備によるものですが、もしかすると信長の時期にまで遡るかもしれません。

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滝の上にある巨岩です。
独特の形をしています。
庭園の借景として使われていたのでしょうね。

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今の橋です。
コンクリート製です。

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山麓の信長館の付近の図です。

上の赤く囲われている部分が庭園です。

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庭園と居館の間の谷です。
奥の赤い橋の手前から橋脚が出ています。

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岐阜城の想像図です。
昭和47年くらいに描かれたものです。
フロイスの日本の記述により御殿は三階建てに描いてあります。

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こちらは発掘調査の成果を元に描かれた岐阜城信長館の想像図です。

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以前の発掘調査で出土した金箔瓦を復元したものです。
金ぴかでした。
普通の良くある瓦とは違うタイプでした。

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今回の発掘現場の全景です。

範囲はそれほど広くはありませんでした。

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