横須賀城書院 [移築建物]

袋井市の油山寺には掛川市の横須賀城の書院も移築されています。

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外観です。

お城の御殿ですが、大広間や玄関などの外向きの建物ではなく、書院なので城主の私的な空間のようです。
それは内装をみても感じます。

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廊下です。

畳廊下の外にある廊下で、縁側みたいなものです。
普通の廊下です。
おまけにとても狭いです。

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内部です。

三間続きです。

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欄間です。

豪華な彫刻ではなく、落ち着いたものです。

筬欄間です。
筬は「おさ」と読みます。

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床の間と違い棚があり、書院造りの格式のある部屋です。

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天井は棹縁天井です。

格式のある部屋は升目状の格天井が多いのですが、私的空間だからでしょうか。

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真ん中と北の部屋です。

中は明るい感じです。

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畳廊下です。

このあたりの御殿の建物らしいです。
でも幅が一畳しかない狭いものです。
奥向きの建物だったのでしょうか。

御簾が御殿らしいです。

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奥の部屋は茶室として使われています。

右が畳廊下です。

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釘隠しです。
桃でしょうか。

この書院は、棟木の墨書に元禄12年とあります。
もともとは横須賀城の書院で、安政6年に城主の西尾隠岐守によって移築されました。

書院造りの形式をよく残す建物で、静岡県では掛川城の御殿と並ぶ貴重な建物です。

以前は非公開でしたが、近年は公開されるようになりました。


代官所 [移築建物]

袋井市油山寺には掛川城の大手門が移築されていますが、他にもお城の建物が移築されています。

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外観です。

代官屋敷といわれますが、どこの代官屋敷かは不明です。

今は方丈として使われています。

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広間の正面にある床の間です。

床の間は流石に大きいです。

鯱が飾られていました。

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広間は3間続きの広い部屋です。

中の襖は取り払われています。

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一番下の部屋です。

襖には水墨画で大きな絵が描かれています。


「城フェスvol.6 in TOKYO」 [お城情報]

お城のイベントです。
このイベントも恒例となってきました。

初めのころは、ネット上のお城愛好者の集いみたいな感じだったけど、最近では、中井均氏、千田嘉博氏、加藤理文氏などお城の学会を代表する研究者が参加するようなイベントに成長しました。

今後の発展に期待ですね。
ネット上の研究者もあなどれなくなってきました。


「城フェスvol.6 in TOKYO」
日 時 2015年6月21日(日) 10:00~15:00
場 所 東京カルチャーカルチャー(東京都江東区青海1丁目3-11 Zepp Tokyo2F)
入場料 前売り 2900円 当日 3500円 
前売りチケットはローソンチケットにて発売予定
出演者  中井均氏 (滋賀県立大教授)
       加藤理文氏 (織豊期城郭研究家)
       畠中和久氏 (城郭写真家)
       二宮博志氏(城郭復元マイスター)
       萩原さちこ氏 (城郭ライター/城フェス実行委員長)
       滝沢弘康氏 (かみゆ歴史編集長)
問合せ
東京カルチャーカルチャー
℡03-3599-2390 


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