岡山陣屋@愛知県西尾市 [お城踏査]

岡山陣屋は愛知県西尾市吉良町岡山にあった江戸時代の陣屋です。

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岡山陣屋は旗本吉良氏の陣屋でした。
4000石という石高でしたが、足利氏に連なる血筋の良さから高家職を勤める名門でした。

現在は陣屋の跡は小さな公園となっています。
遺構はなにもありません。

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陣屋に建てられた模擬の門です。

門自体も小さく、モニュメント的なものです。

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陣屋の石碑です。

小さなものです。

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陣屋の説明です。

陣屋のある地名は岡山字殿町です。

吉良氏は江戸時代には、吉良義弥-義冬-義央-義周と続きました。

義央が忠臣蔵で有名な吉良上野介です。
赤穂浪士の討ち入りの後は、吉良氏は改易となりました。
義央の子義周(上杉氏の養子)は諏訪に配流になりました。

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陣屋跡に建つ吉良上野介のブロンズ像です。

世間的には悪人のイメージですが、地元では名君として慕われていました。
洪水防止のため黄金堤を築いたり、開発した新田に奥さん(富子)の名前をつけて富好新田としたりしました。
領地に帰ると赤馬に乗って領内を巡視しました。

馬に乗っていますが、この赤馬のイメージで作られました。

しかし、実際には江戸城内の儀礼を指導する高家のため、多忙で領地の吉良に帰ることはほとんどなかったようです。




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