姫路城 その3 [お城踏査]

姫路城の続きです。

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西の丸多聞櫓はまだ続きます。

百間廊下と言われるように200メートル近い長さです。

二重の櫓はヌの櫓です。

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多聞櫓はただ長いだけではなくて、途中で仕切りの扉があります。

左の板が扉です。

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多聞櫓の最後にあるのが化粧櫓です。

化粧櫓は変則的な二重櫓です。

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化粧櫓は二階部分には畳が敷かれていて櫓座敷になっていました。

化粧櫓の名前は女性らしく、千姫が天満宮を遥拝する場所に使われたことに由来します。

中には千姫と腰元の人形が置かれています。

千姫とは徳川家康の孫で豊臣秀頼に嫁したのち、大坂落城により、実家に戻り、姫路城主の本多忠刻と再婚しました。

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化粧櫓の内部です。

以前に姫路城に行ったときには化粧櫓の中には入れませんでしたが、今回は公開していました。

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櫓の内部は座敷になっていて、床の間もあります。

平山城の場合は御殿の面積が広く取れないために櫓の中を座敷として使うことがありました。

通常の櫓の中は倉庫などに使われて殺風景ですが、化粧櫓は華やかです。

同様に櫓の中を座敷として使った例は津山城の備中櫓があります。

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天井は竿縁天井です。

窓も大きく開放的で、防御のための櫓というよりも、居住空間の色合いが強いです。

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化粧櫓の入口です。

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化粧櫓の外に付属する土塀です。

三角や四角の銃眼(鉄砲狭間)が並びます。

銃眼の位置が低く感じます。

(続く)




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