姫路城 その9 [お城踏査]

まだまだ続きます姫路城。

りの門を出ると上山里曲輪です。

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山里曲輪から見た天守です。

手前の石垣は備前丸の石垣です。

かつてはこの石垣の上にも櫓が建ち並んでいましたが、明治15年の失火で焼失してしまいました。

右下にコンクリートの柱で囲まれた枠がありますが、これがお菊井戸です。

播州皿屋敷の怪談の井戸です。

皿を数えるお菊の亡霊で有名です。

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上山里曲輪のちの櫓とりの一渡櫓です。

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上記に続くりの二渡櫓とぬの門です。

櫓は4つの櫓が連結していて、複雑な形をしています。

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りの一渡櫓のなかには姫路城天守の歴代の鯱が飾られています。

鯱は瓦なので消耗品であり、修理のたびに新しいものに取り替えられています。

明治の鯱と昭和の鯱です。

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ぬの門です。

門の上に二重の渡櫓が乗っています。

二重の渡櫓門で現存するのは姫路城だけです。

また、二重の渡櫓門は金沢城など限られた大城郭にしかありませんでした。

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ぬの門とりの一渡櫓の接続部です。

階段を登って櫓に入るようになっています。

内部は非公開です。

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ぬの門と天守のコラボです。

石垣は備前曲輪の石垣です。

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正面から見たぬの門です。

二重になっています。

上層階は出格子窓で正面を飾っています。

下層は鉄格子窓や石落しを備えています。

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少し引いて見たぬの門です。

門の前は石垣を曲げて枡形になっています。

石垣の陰となり、外からは見えにくい門となっています。

大きな門にもかかわらず、隠すような配置になっているのは、この門のルートが本来の大手筋ではないためです。

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下から見上げたちの櫓、りの二渡櫓です。

石落しが連続して作られています。

石垣もかなりの高さです。

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りの一渡櫓です。

コーナーにある石落しが効果的な位置にあることがよくわかります。

ぬの門からりの櫓までの一連の建物は地味ですが、姫路城の中でも好きなスポットです。

(続く)


姫路城 その8 [お城踏査]

姫路城の続きです。
まだまだ続きます。

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備前門から見た太鼓櫓です。

左は帯の櫓です。

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帯の櫓です。

この櫓は非公開ですが、コの字形をした櫓です。

姫路城には珍しく柱を露出した壁になっています。

内部は茶室になっているそうです。
櫓でありながら数奇屋風になっています。


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この石垣の穴を抜けると井戸曲輪に降りられます。

今は非公開になっています。

今回の天守の公開で多くの観光客が来て、混雑するために見学ルートはかなり制限されています。
以前に入れた井戸曲輪も今は入れません。
ブームが落ち着けば、また見学できるようになると思いますが。

井戸曲輪は通称切腹丸と言われていました。

袋小路の縄張りからそのような名前が付けられましたが、史実ではありません。

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への櫓です。

通称太鼓櫓です。

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りの門です。

内側からの写真です。

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太鼓櫓(への櫓)とりの門(左)です。

太鼓櫓は中に太鼓が置かれていました。

(続く)


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