名古屋城の石垣と刻紋 [石垣]

名古屋城西の丸展示館で「名古屋城の石垣と刻紋展」が開催されています。

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10月半ばくらいまでの予定だそうです。

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展示の様子です。

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石垣に使用された石です。
砂岩・花崗岩・花崗閃緑岩です。

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石垣の刻紋です。

名古屋城は天下普請といって、築城には全国の大名が手伝って作っています。
特に外様大名の財力を削るためともいわれています。

主な助役大名は
前田利常(加賀)
池田輝政(姫路)
加藤清正(熊本)
福島正則(広島)
浅野幸長(紀州)
鍋島勝茂(佐賀)
黒田長政(福岡)
田中忠政(柳川)
細川忠興(小倉)
山内忠義(土佐)
毛利秀就(長門周防)
加藤嘉明(松山)
蜂須賀至鎮(徳島)
寺澤広高(唐津)
生駒正俊(高松)
などです。

そのために工事現場が隣接していて、石を間違えないように各大名の紋などを刻印していました。

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丁場割図も残っていますが、その中で
池田輝政は羽柴三左衛門
福島正則は羽柴左衛門大夫
細川忠興は羽柴越中守
と羽柴姓を名乗っています。

関が原合戦後に豊臣氏の力は衰えたと言われていますが、まだこの辺りを見るとそれなりの力はあったようですね。

因みに前田家、毛利家、山内家は松平を名乗っています。

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いろいろな刻紋がありました。
木槌でしょうか。
南条?の文字です。

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車輪でしょうか。

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加藤肥後守と刻まれています。

中でも加藤清正は天守の石垣を単独で作っています。
さすが熊本城を築いただけあり、見事な石垣です。

刻紋は今でも石垣のあちらこちらで見ることができます。
名古屋城に行ったら、刻紋を探してみるもの楽しいですね。

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コメント 1

susumu

名古屋城の「清正公石曳きの像」は見ました。
天守閣の石垣も見事ですよね。^^
by susumu (2012-09-16 22:35) 

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