お茶の郷博物館 その2 [歴史雑話]

お茶の郷博物館の続きです。

この博物館には茶室もあります。
京都の小堀遠州の茶室を復元したものです。

正確には小堀遠州侯が手掛けた京都の伏見奉行屋敷と石清水八幡宮瀧本坊を合わせて復元したものです。

書院、数奇屋、鎖之間、これら3つの座敷を使って展開された茶会が小堀遠州の茶の湯の世界を特徴付けています。

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全景です。

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上の間です。
復元といっても厳密なものではないので、玄関の入り方が少し変な気もします。
3つを無理やりくっ付けたのでその違和感かもしれません。

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床の間にある棚です。
数奇屋風の建物で、床の間や付け書院もすこし変わっています。

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釘隠しです。
なかなか凝っています。

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引き手金具です。
フクロウが意匠されています。

ここでお抹茶を飲めます。
天気がよいと正面に富士山が見えます。

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茶室です。
渋いつくりです。

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書院です。


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亭です。
池の上に建てられています。

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中の様子です。
観月会などがもようされます。

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広い日本庭園があります。
後水尾院の院御所である仙洞御所の東庭を造園当時のまま復元したのものです。
池泉回遊式庭園です。

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池には屋根付きの橋が架けられています。

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屋根は唐破風になっています。

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亭と書院です。

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コメント 4

pandan

お茶室〜入って観たいです。
by pandan (2013-11-20 08:11) 

夏炉冬扇

今日は。
釘隠し、なかなかいいですね。立派だ。
by 夏炉冬扇 (2013-11-20 15:05) 

evergreen

スサの入った煤壁と狆くぐりが利休好みの渋さだなと思って調べてみたら、
伏見屋敷の四畳半台目の復元なんですね。

あるWEBページでは、この茶室に振袖姿の女性が写っていましたが、
この渋い茶室に振袖は、あまり似合いませんね(^^;

by evergreen (2013-11-20 15:44) 

COPP(コップ)

ある意味、イイトコ取りの凝った建物ですね。
瀧本坊には歩いて行ける距離に住んでいましたので、よく散策しました、数年前、調査が入りいろんな発見があったようでした。

茶室の閑雲亭は、地元でも利用しやすいように玄関をつけて再現されているのですが、こちらのほうが錆壁で、渋くて良いです。
by COPP(コップ) (2013-11-20 18:36) 

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