浜松城天守門オープン その2

浜松城の続きです。



天守門の両となりに土塀も復元されました。
控え柱も作られています。



土塀には狭間も切られています。

狭間とは塀に開けられた穴で、ここから弓や鉄砲を撃ちました。
丸や三角、四角の形があります。
浜松城は四角です。



土塀です。
塀の壁は意外と薄いです。
そのために屋根の瓦も薄く軒丸瓦はありません。

将来的には天守曲輪の全周を塀で囲む計画です。



天守門の説明です。

天守門は、木造平屋建てで、高さ９・４メートル、幅１１メートル、奥行き５メートルです。
主に地元天竜産の杉やヒノキを使用しています。

工事費は１億７０００万円でした。




天守曲輪の土塁です。
木が切られてずいぶんとすっきりしました。

でもあまり切り過ぎると土塁が弱くならないか心配です。



天守から見下ろした天守門です。
門の小ささがわかります。



西から見た天守門です。
こちらからは入れません。



門の部分です。
天守曲輪から見たところです。



門の柱の礎石です。

天守門を復元する際に事前に発掘調査を行なっています。
そのときに礎石が見つかり、門の正確な位置が判明しました。
しかし、礎石は文化財なので、その上に柱を立てられません。
そのために礎石の上にカバーをつけて、そのうえに砂や土を60センチ敷き詰めました。
その上に新たな礎石を設置しています。

だから厳密に言うと今の門は当時よりも６０センチ低くなっています。
当時の礎石が使えないと言うものの、何か釈然としない復元方法です。
名古屋城の本丸御殿もそうなのですが、厳密な復元というのはどういうものなのでしょうか。



門の扉です。
実際にはもう少し大きかった可能性があります。



本丸から見た天守門です。



浜松城の天守です。
模擬天守です。

コメント 4

お早うございます。
ぴっかぴっかだ！
by 夏炉冬扇 (2014-04-16 08:23) 

１億７０００万ですか・・・。
やはりケッコウかかるもんなんですね。
by 川崎工場長 (2014-04-16 09:03) 

実家静岡市の元浜松市民なのに知りませんでした。
駿府城の「坤櫓」も素通りしかしていません。
ＧＷに行きたいですが、ＧＷの浜松は・・・。
by hanamura (2014-04-16 13:55) 

ここまでするならすべて昔通りに．．．っていかなかったんですかねえ。
by ナツパパ (2014-04-16 15:14)