桜城＠愛知県豊田市

桜城は愛知県豊田市元城町にあった近世城郭です。

金谷城が最初の衣城とすると桜城は二番目の衣城です。



桜城の石碑です。

昭和54年に建てられました。
金谷城と同じです。



桜城の櫓台です。

これが唯一残る遺構です。



豆腐みたいに石垣で築かれた独立した櫓台です。
果たしてどこから登るのでしょうね。
どこにも階段はありません。

実はこの櫓台に接続する土塁があり、そこから登っていたようです。
石垣をよく観察すると土塁の址がわかります。



説明です。

桜城は、慶長9年（1604）に三宅氏が築城しました。

しかし、度々の矢作川の氾濫により工事は進まず、三宅氏は転封します。
その後工事は中止となりますが、後に入った内藤氏により工事は再開されて、明和5年（1768）に二重櫓の棟上まで行われます。
これが現在残る櫓台です。
その後洪水の被害に度々見舞われて、工事は結局中止となりました。



説明と石垣です。
石垣はきれいに積まれています。

コメント 3

櫓台が残っているのですね。
by pandan (2014-10-17 07:40) 

洪水で工事中止とは。立地が悪かったですね。
by 川崎工場長 (2014-10-17 17:59) 

戦に似合わぬ名前の城ですね。
by 夏炉冬扇 (2014-10-18 04:43)