金沢城 三十間長屋 [お城踏査]

金沢城の三十間長屋です。

nagoya 104.jpg

本丸の下段にあります。

二の丸から見たところです。

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長屋という名前のため、櫓ではないようなイメージですが、実は多聞櫓です。
しかも、総二階の多聞櫓です。

北端の屋根は切妻です。

nagoya 107.jpg

南端の屋根は入母屋です。

これは実は北側にかつては二重櫓が建っていたからなのです。

宝暦の火災で櫓は焼失しました。
そのため、櫓のあった部分の屋根は切妻になっています。

以前は三十間長屋は中途半端な位置にあり、櫓らしくないと感じていましたが、玉泉院丸から見上げるとその存在感は半端ではありません。

nagoya 106.jpg

なかなかの風格です。

金沢城は百万石だけあって、多聞櫓は二重櫓が多いです。

nagoya 108.jpg

外側は唐破風と千鳥破風の3つの出しがあり、また、違うイメージになります。

現存櫓ですが、ときどき内部を公開しています。


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コメント 2

pandan

金沢城は行きました、
また行きたいです。
by pandan (2015-04-03 09:51) 

川崎工場長

南北で屋根の形状が異なるのはそういう経緯なんですね。
知らないと気が付かないんだろーなぁ。
by 川崎工場長 (2015-04-03 17:45) 

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