福岡城の本丸表門

福岡城の本丸表門が福岡市内の崇福寺に移築されています。



正面からです。

表門に相応しい立派な門です。

崇福寺の山門になっています。

崇福寺は黒田家の菩提寺です。




斜め後ろからです。

大きな櫓門です。

屋根は切妻になっています。

大正７年に移築されました。



門の部分です。

柱も太く、力強い門です。

お寺の門のため、内部は非公開です。


福岡城の復元整備計画があり、移築されたこの門を福岡城に再移築しようという話もあるようです。

しかし、この門も崇福寺に移築されたことも歴史の一つですし、この門を参考にして本丸表門を復元したほうがよいのではと思います。

壊される運命だった表門をお寺に移築したおかげで、現在まで残すことができました。
移築してしまうとお寺の山門がなくなってしまいます。
今はお寺の山門として景観に馴染んでいます。

大浜陣屋の裏門

大浜陣屋の裏門が移築されて残っています。



愛知県碧南市の常行院の門として残っています。

この門を参考にして大浜陣屋の公園の門を作っています。
確かに似ています。



中からです。

もともとは松江代官所（碧南市）の門だったものが、大浜陣屋の裏門に移築されて、常行院に再移築されたものです。



軒丸瓦です。
屋根は本瓦葺きですが、瓦はだいぶ新しくなっています。



門扉です。



門の蝶番です。

名古屋城の門

一宮市の妙興寺に名古屋城の移築門があります。



総門です。



大きな薬医門です。

名古屋城の清水御門を移築したと伝えられています。
また、武家屋敷の門だという説もあります。



柱も太く城門という伝承も頷けます。



屋根瓦です。



扉と蝶番です。



立派な門です。
城門ではなく武家屋敷の門かもしれません。

吉田城御殿の書院

本興寺には大手門の他に吉田城の御殿が移築されています。



書院の外観です。



内部です。
中は細かい部屋に分かれています。



廊下です。



床の間です。
御殿といっても奥向きの書院のようです。
柱も細いです。



釘隠しです。

吉田城大手門

吉田城（豊橋市）の大手門が湖西市の本興寺に移築されています。



高麗門で堂々とした門です。



斜め前から



扉の八双金具です。



後ろから。

元禄１１年に移築されました。
城門は廃城後の明治になって移築される例が多いけど、江戸期に移築される例は珍しいです。



高麗門の控え柱です。