お雛様 [歴史雑話]

愛知県幸田町の資料館にお雛様の展示がありました。

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最近はこの季節となるとどこの資料館でも雛飾りの展示ばかりです。

これに対して端午の節句の展示は少ないです。
やはりお雛様は華やかだからかな。

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御殿雛といって昭和の初めから中ごろに流行したお雛様です。

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御殿の中にお内裏様とお雛様が入っています。
そのため人形自体は小さめです。

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御殿の屋根にはシャチホコが載っています。

これは名古屋地方だけなのでしょうか。

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建物の細工も豪華で細かいです。

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鶴が描かれています。
縁起がいいからでしょうか。

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いろいろなタイプのお雛様があります。

徐福公園 [歴史雑話]

和歌山市新宮市に徐福公園があります。

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中国らしい門です。

徐福公園の説明です。
新宮市のHPより

徐福は今から2200年ほど前、中国を統一した秦の始皇帝に仕え、その命により、東方海上の三神山にあるという不老不死の霊薬を求めて、3000人の童男童女を引き連れ、この熊野に渡来したと伝えられています。

徐福一行は、この地に自生する「天台烏薬(てんだいうやく)」という薬木を発見しましたが、気候温暖、風光明媚、更には土地の人々の暖かい友情に触れ、ついにこの地を永住の地と定め、土地を拓き、農耕、漁法、捕鯨、紙すき等の技術をこの地に伝えたと言われています。

徐福の渡海は、中国の有名な歴史書である『史記』にも記されています。
1982年、中国の江蘇省連雲港市(こうそしょうれんうんこうし)において徐福村が発見され、徐福が実在の人物として学術研究会で発表されるようになりました。

徐福村には祠も再建され、その内部には東方を向いたりりしい徐福の座像がまつられています。
日本国内には徐福渡来の伝承地がいくつかあり、古くから地域伝承を育み、様々な文化が形づくられてきました。
特に熊野地域には徐福渡来の地として数々の伝承資料が残り、鎌倉時代には文献に出てきます。
JR新宮駅から東にわずか100mのところに「徐福の墓」があり、蓬莱山南麓の阿須賀神社には「徐福の宮」もあります。
平成6年8月、「徐福の墓」を中心に極彩 色豊かな中国風楼門を配した整備を行い、「徐福公園」としてオープンしました。

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徐福の像です。

徐福の伝説は日本各地にあります。
新宮市のものは関係史跡も多く信憑性が高く感じます。

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公園内は、クスノキの巨木と天台烏薬に囲まれ、徐福の墓や、徐福像、不老の池、徐福が亡くなった時殉死したと伝えられている7人の重臣の墓が建立されています。

管理棟では、「徐福茶」「徐福之精」「徐福ロマン」などを、販売しています。


大河ドラマ「花燃ゆ」の中の萩城 [歴史雑話]

花燃ゆのなかに時々出てくる萩城のCGです。

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これがなかなかうまく出来ています。

篤姫以来、大河ドラマのお城のCGはよく考証されています。
萩城の天守は現存しませんが、古写真があります。
CGは古写真を参考に作られています。

また、本丸内門まで入れているところがにくいですね。
内門は古写真はないけど、方向や感じは出ています。

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本丸内門のアップです。

本丸内門は高麗門と櫓門からなる枡形門でした。
よく感じが出ています。

門の上に山が見えます。
これは指月山で、その上に詰丸がありました。
よく見ると山の上にも櫓が二棟見えます。
大将櫓と北国櫓でしょうか。

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こちらは天守です。
五重の天守でした。
入母屋造りの大屋根に上重を載せる望楼型の天守でした。

石垣は妙にリアルです。
本物の石垣の写真に天守のみをCGで組み合わせたのでしょうか。

今は石垣しかありませんが、これを機に復元の機運が高まるといいですね。

また、仔細に見ると天守の左に隅櫓が見えます。
二重の重箱形の櫓で、位置から八間櫓と推定されます。
こんな配慮もにくいですね。


熊野古道 [歴史雑話]

熊野古道を歩きました。

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一番オーソドックスな大門坂です。

熊野古道と一口に言っても、熊野神社に通じる熊野の道は極端に言えばすべて熊野古道です。


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少し分かりにくいですが、路の両側に大きな杉があります。
ココが入口となります。

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少し手前には番所の跡があります。

民家のまわりに石垣も残っています。

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杉に囲まれた石畳の坂が続きます。

大門坂から那智の滝まで約2.5キロです。
歩いて約1時間のコースです。

人気のスポットで早朝から多くの人が歩いています。
女性の一人旅もちょくちょくいます。

観光バスで乗り付ける団体客もかなりの数でした。

真面目なツアーは那智の滝まで歩きますが、なんちゃって熊野古道はバスが途中の坂で待機していて、熊野古道の雰囲気を味わうとバスに乗って那智の滝に向かいます。

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途中に石仏が多くあります。
信仰の路を実感します。

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巨木が途中に何本もあります。
樹齢何年だろうと想像します。
神秘的ですね。


さようなら軍師官兵衛 [歴史雑話]

大河ドラマ軍師官兵衛が終わりました。
今月からは幕末がテーマの草燃ゆです。
吉田松陰の妹が主役で井上真央が演じます。

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昨年は黒田官兵衛に因んで、各地の博物館でさまざまな特別展、企画展が開催されて、講演会やシンポジウムも何回も開かれました。
黒田官兵衛に関する書籍も多く出版されました。

戦国史フリークにとっても忙しい一年でした。
今年は幕末関連のイベントが増えるでしょうが、戦国時代や城は人気なのでイベントは多いでしょうね。

官兵衛はドラマでは立派な武将に描かれていましたが、軍師なので権謀術策を弄して生き抜きました。
豊後の宇都宮氏を滅ぼしたのも秀吉のせいみたいにしていますが、実際には嘘を言ったり騙したりして滅ぼしたものでしょう。

戦国時代はそんな世界だったのでしょうが、現代も似ているように感じます。
特にネットの世界はそうなのかな。
ブログの世界は匿名性があるので、中には人の悪口ばかりを言っている残念なブロガーもいます。
曽根風呂のなかにもそういう残念な人がいるようです。
そういう人は自分に自信がないために他人の悪口をいうことでしか満足できない淋しい人なのでしょうね。
若い人ならばともかく、人生経験を積んできた人ならばなおさら残念でかわいそうになります。


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