書写山円教寺 その2 [寺院]

円教寺の続きです。

nagoya 049.jpg

食堂です。

しょくどうではなく、じきどうと読みます。

本来は、修行僧の寝食のための建物です。

承安四年(1174)の創建です。

二階建てで、長さ約40メートルもの大きな建物です。

nagoya 050.jpg

二階内部です。

2階が寺宝の展示館となっています。

1階は写経道場に利用されています。

こんな静かなところで写経をしてみたいです。

nagoya 048.jpg

本尊は、僧形文殊菩薩で後白河法皇の勅願で創建です。

食堂は、未完成のまま、数百年放置されていましたが、昭和38年の解体修理で完成しました。

nagoya 053.jpg

開山堂です。

圓教寺開山の性空上人をまつる堂です。

書寫山一千年の歴史のシンボルとして灯明が燃え続け朝夕欠かさず勤行がおこなわれている圓教寺奥之院の中核です。

現在の建物は、江戸初期の開山堂建築の代表作です。

nagoya 054.jpg

護法堂拝殿です。

後ろは懸造りになっています。

桃山時代の建築物で別名「弁慶の学問所」で知られています。

nagoya 060.jpg

摩尼殿です。

マニとは梵語の如意のことです。

天禄元年(970)創建です。

nagoya 057.jpg

円教寺を代表する建物です。

この堂の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て、上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれました。

そのために岩山の中腹に舞台造りの建物となっています。

このように円教寺には大きな古い建物が多く残ってます。

そのためにロケでも多く使われています。

最近では、NHKの軍師官兵衛、ラストサムライなどです。

nagoya 061.jpg

円教寺は非常に高い山上にあるためにロープウェイで登ります。

まだ軍師官兵衛が健在です。

山上駅から摩尼殿まででもかなりの距離のためバスが運行しています。

西の叡山といわれるだけあって本当に広大な境内です。

(終)


書写山円教寺 [寺院]

書写山円教寺は、姫路市の北西、標高370メートルの書写山にあります。

nagoya 037.jpg

境内図です。

西の叡山と言われるだけあって境内とても広いです。

天台宗の修行道場です。

nagoya 039.jpg

大講堂です。

圓教寺の本堂に相当するお堂で、お経の講義や論議が行われる学問と修行の場です。

nagoya 040.jpg

本多家廟屋です。

nagoya 043.jpg

姫路城主の本多氏の墓です。

廟屋五棟があります。

とても珍しいものです。

nagoya 044.jpg

廟屋の中にある五輪塔です。

立派なものです。

nagoya 046.jpg

常行堂です。

nagoya 047.jpg

正面から見た常行堂です。

nagoya 051.jpg

舞台です。

常行堂は、常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場です。

建物の構成は、方五間の大規模な東向きの常行堂とそれに北接する長さ十間の細長い建物が楽屋、その中央に張り出した舞台とからなり立っています。

(続く)


複雑な形をした建物です。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。