小牧陣屋@愛知県西尾市 [お城踏査]

小牧陣屋は愛知県西尾市吉良町小牧にあったち近世の陣屋です。

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かつての陣屋の一角が公園となっています。

冠木門はコンクリートで風情がありません。

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陣屋の絵図です。

小牧陣屋の址には小牧砦がありました。
小牧砦は徳川家康が東条城の吉良氏を攻めるために永禄4年に築いた砦です。

江戸時代には大河内氏の陣屋となりました。

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かつての陣屋の範囲を地図に示してありました。
こういう風に書いてあると現在地もわかり、かつての陣屋の大きさも実感できます。

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陣屋の絵図です。
当時の様子が偲ばれます。
現在はほとんど遺構は残っていません。
畑や宅地になっています。

寺津城@愛知県西尾市 [お城踏査]

寺津城は愛知県西尾市寺津城にあった中世城郭です。

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寺津城の石碑です。
大正年間に建てられたものです。

寺津城はその名のとおりかつては港町でした。
城主は大河内氏で吉良氏に仕えていましたが、後に徳川家康に仕えます。

大河内氏の石碑は近くの寺津八幡宮に建てられています。
知恵伊豆と言われた松平信綱はこの大河内氏の出です。

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寺津城の中心は現在は瑞松寺というお寺の境内になっています。
赤い鳥居が見えますが、鳥居の奥に土塁が残っています。
地名も御屋敷といい、城跡を偲ばせます。
付近には馬場や市場という城に関係する地名も残ります。

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瑞松寺の北は道路になっていますが、かつては堀の跡で低くなっていることがわかります。

寺津城の別名は臥蝶城といい、お城が危機のときに蛾が飛んで守ったとも、城の形が蛾が伏せた形に似ているからともいわれます。

安城城@愛知県安城市 [お城踏査]

安城城は愛知県安城市安城町にあった中世城郭です。

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城跡は大乗寺(了雲院)というお寺が建っています。
お寺の楼門が城門みたいに見えてかっこいいです。

安城城はかつては安祥城と呼ばれていました。
石碑にも安祥城と書かれています。
ここは徳川家康の先祖の松平信光から家康の祖父の松平清康間でが居城としていました。
そのために江戸時代に縁起の良い「祥」の字を使い、安祥城と呼ぶようになったようです。

同時代の史料には安城とあります。

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なんともいい雰囲気です。
楼門と土塀が城跡を感じさせます。

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楼門の彫刻です。

安城城は尾張と三河の国境近くにあるために、戦国時代はこの城を巡って何度も何度も織田氏と今川氏の戦いがありました。

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本多忠高の碑です。

天文18年(1549)3月、家康の父、松平広忠が暗殺されたのを機に今川氏は安城城奪回のため攻めました。
先鋒の本多忠高は、安城城代織田信広(信長の兄)を本丸近くまで追いつめますが、敵の矢に当たり討死にしたといわれています。
この碑は忠高が戦死した場所に江戸時代の寛政9年(1797)に子孫である岡崎藩主本多忠顕により、建てられました。
亀の上に載っています。

本多忠高は徳川四天王の一人本多忠勝の父親です。

シンポジウム「黒田官兵衛と香山城」 [お城情報]

大河ドラマ軍師官兵衛、好調ですね。
今年は黒田官兵衛がらみのイベントが多そうです。
書籍や雑誌も数え切れないくらい並んでいます。
そのイベントです。


シンポジウム「黒田官兵衛と香山城」
日 時 2014年1月26日(日) 10時~15時30分
場 所 香島コミュニティセンター(兵庫県たつの市新宮町)
定 員 60名
参加費 無料
内 容
パネルディスカッション
パネラー:木内内則氏(城郭研究家)、田路正幸氏(宍粟市教育委員会)、義則敏彦氏(たつの市教育委員会)、コーディネーター:志水豊章氏(西播流域史研究会)
問合せ
香島コミュニティセンター
℡0791-77-0680

ドラマでは官兵衛の初恋の人おたつ(南沢奈央)が今日の放送で亡くなりました。
たった二回と短い出番でした。
南沢奈央ちゃんは結構気になっていたので残念です。

ドラマではおたつの仇を討とうと進言する官兵衛を描いていたけど、軍師のイメージからは遠かったなぁ。
また、牢人の荒木村重が夜盗に襲われた官兵衛を救うと言うシーンがあったけど、どうなのかな。
後の伏線であるので、ドラマなのでそう目くじらを立てることはないけど、村重は牢人していたのだろうか。

また、戦国時代なので仕方ないけど、並行的に織田信長が突然出てくるけど、説明不足で、ある程度歴史の流れを知らないと理解しにくい。
また、ナレーターの声が時代がかっていて気になります。

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官兵衛像

シンポジウム「松平シンポジウム  三州に一揆おこりもうす -三河一向一揆の本質を問う」 [お城情報]

このシンポはもう毎年恒例となりましたね。


シンポジウム「松平シンポジウム  三州に一揆おこりもうす-三河一向一揆の本質を問う」
日 時 2014年1月25日(土) 13時~16時30分
場 所 安城市歴史博物館(安城市安城町城堀30)
内 容
記念講演 
「戦国期における一揆の諸相-三河一向一揆へ」峰岸純夫氏(東京都立大学)
講演
「一揆における領主の立場について」村岡幹生氏(中京大学)
「一揆における寺院の立場について」安藤弥氏(同朋大学)
「統一政権と一向一揆」川端安泰幸氏(大谷大学)
問合せ
安城市歴史博物館
℡0566-77-6655

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