加藤嘉明陣屋@佐賀県唐津市 [お城踏査]

加藤嘉明陣屋です。

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入り口です。

冠木門が建てられていますが、模擬門です。

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主郭跡です。
5つの曲輪が確認されていますが、いずれもきちんと整形されておらず、自然地形を生かして作られています。

発掘調査により石垣が確認されていますが、今は草が繁盛してわかりませんでした。
土留めとして石垣は使われていました。

井戸も見つかっていますが、分かりませんでした。

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説明看板です。

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同看板の中の陣跡の図です。

加藤嘉明は賤ケ岳七本槍の一人です。

三河国永良(愛知県西尾市)の出身ですが、父が三河一向一揆で一揆方に付いた為に三河を去って、豊臣秀吉に仕えました。

嘉明は、九州平定の功績により、淡路国志知城主となります。
志知には淡路水軍の菅氏がいました。
嘉明は水軍を傘下に治めていきます。

そして嘉明は水軍の大将となり、文禄・慶長の役で活躍します。

そのため加藤嘉明の陣屋は海に面した場所に建てられていました。

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道の上が陣跡です。

道は呼子大橋に通じています。
呼子大橋建設により一部の遺構が壊されてしまいましたが、陣跡には行きやすくなりました。
山も低く見学しやすい陣屋の一つです。




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